今日は錦糸町のヒカリカメラさんを久しぶりに訪れた。
目的はリニューアルされたヒカリカメラのHPで岩永さんがオーディオに興味ありありなのを知って、背中を押して一気に奈落に突き落とす為です。
興味を持った責任の一部はtokitaroにあるらしいのでね・・・
そんなワケで本日は岩永さん(以下岩ちゃん)に向けてオーディオの話しを少々ブツブツと。
お子様も居る岩ちゃんは予算が余り無いと仰います。部屋のスペース的にも大きいシステムは無理との事。
岩ちゃん、全然オッケーですよ!!!
デッカイお化けシステムを組むだけがオーディオではありません。
ニアフィールドで聴くための小粋なシステム組んで楽しみましょう。
近くに置くスピーカーはデッカイ奴は駄目です。3wayや4wayなんか近くに置いたら各ユニットからバラバラに音聞こえちゃって聴くに耐えられません。
コンパクトな2wayかフルレンジ1発でゴキゲンです。
小さくて良いスピーカーも売っていますけど、予算からして満足する奴は無いです。
ですからここはフルレンジユニットを購入して自作スピーカーと洒落込みましょう。
自作に心配は要りません。簡単な工作ですし、中途半端に高価なメーカー製スピーカーが尻尾巻く位の音は楽勝で鳴ります。
で、お奨めのユニットはフォステクスのFE-103Eです。
標準価格で一個¥3800ですからステレオで二つ買って箱作っても¥1万そこそこで完成です。
箱の設計はユニット買うと推奨標準エンクロージャーの寸法がペラ紙で入っていますから簡単です。
但し、ニアフィールド用に作る場合はバスレフの穴を後に持って行くのが良いでしょう。
恐らくペラ紙には前にダクトがあるハズです。確かにバスレフの効率はユニットと同一面の方が高いですが近くで聞くには中高域の漏れが気になります。ですからニアフィールド・スピーカーのダクトは背面か底面が良いと思います。
ダクトを背面に付けた場合はスピーカーを置く時に壁面にベタ付けは出来ません。底につけた場合は何か台に載せて空間を作ってあげなければなりません。
しかし、これはかえって好都合な面もありまして、壁面と離す距離によって低域の出方のコントロールが出来るのです。
そんなワケでスピーカーはFE-103Eをドンと押します。
スピーカーが決まったら次はアンプ選びです。
アンプから先に選ぶ人が居ますけど、間違いだと思います。(ぶっちゃけキッパリ間違いです。)
世の中のスピーカーには様々なタイプがあります。車でたとえるならF1マシンからダンプカーまで。
アンプは車でのエンジンにあたります。ジープにF1のエンジン積んだり、F1にバスのディーゼル積んでもダメダメですね。
スピーカーも同様に鳴らすスピーカーの特性や性質と求める音量によって最適なアンプが絞られて来ます。
数あるアンプの中から絞った中で好みで選ぶのが正しいアンプ選びだと思います。(ぶっちゃけキッパリそうなんです。)
岩ちゃんの目指すシステムは軽量ライトウェイトスポーツカーですね。ユーノス・ロードスターって所でしょうか?ロータス・エリーゼは予算からして高望みし過ぎです。
10cmフルレンジ1発の場合、アンプからみれば比較的鳴らしやすいのでアンプの選択の自由度は大きいです。けどバスレフタイプのスピ―カーはきっちりと制動して鳴らさないとドロドロした低域に成りやすいのでドライブ能力は有る程度は必要です。小さいからって舐めてかかると品の無い音しかなってくれません。
アンプの場合クオリティーが同等なら大は少を兼ねるのですが、ニアフィールドで音量も欲張らないシステムに化物アンプをあてがうのも品が無いので止めときましょう。金も掛かるしね・・・
オーディオ的には小さいスピーカーはアンプから見て鳴らし難いスピーカーが多く、アンプに物量を投じないと良く鳴らないスピーカーも多いので「小さいスピーカーに化物アンプ」の図式は正論だと云う事も一応書いておきます。
さて手頃な値段と大きさでドライブ能力がソコソコあってクオリティの高いアンプとなると正直難しい選択です。
手頃な大きさでクオリティの高いアンプは結構数ありますが、価格が手頃かとなると・・・って事です。
こんな時にアンプを自作出来る人は幸せです。目的にあったパワーとクオリティに見合った設計で自作出来ればこんな幸せな事はありません。(tokitaroは出来ません。)
運良く作ってくれる人が知り合いに居ればシメシメですが、大抵は既製品で探すしか無いっすね。
ホントのところアンプは実際に使うスピーカーに繋いで鳴らしてみなければ判断出来ないのですけど、tokitaroの頼り無い経験と勘でちょっくら適当に探して見ましょう。(でも最近の製品は良く知らないの・・・)
自分で使った事のある製品だとMUSICAL FIDELITYのB1なんかは最適だと思いますけど今は売ってないですね。
現行機種ではE11ってのがあるみたい。

MUSICAL FIDELITY E11
英国本国だと200ポンド位らしいけど日本だと一体幾らするのでしょう。
恐らくB1も英国だと同じ位の価格だったと思うけど、日本だと6万位で購入しましたしねぇ・・・
5万も6万もだすなら日本メーカーので良いの買えるのでは?と思うかも知れませんけど、そうもイカンところが辛い所でねぇ・・・
日本のアンプってやれウンタラ回路だのってやってますけど、実際鳴らして見るとロクなモノだった経験が・・・
MUSICAL FIDELITYなんて開けて中見ると呆気に取られる位アッサリした作りで外装なんてパケペケの作りなんですけど、鳴らしてみればエエ感じで鳴るのですね。
オーディオ聴き慣れない人だとズンチャカPOPSだと判り難いですが、ボーカル鳴らしたら誰でも判る位音違いました。
まぁ好みの問題もありますし、最新の日本製低価格プリメインアンプは試聴して無いので何とも云えないです。
数年前ならMUSICAL FIDELITYと同じ英国のメーカーにはCREEKとかARCAMなど比較的安い製品があったのですが以前と比べるとメーカーさんも立派に成って製品も高くなってしまっています。
ARCAMにはA65Plusという安い製品もあるそうです。

ARCAM A65Plus
ARCAMについては其の昔にDACは使った事あるのですけど、アンプは使った事無いので判らんであります。
小さなアンプで良かったと言えばNaim AudioのNAIT2は欲しいアンプでした。
小奇麗な音では無く輪郭を彫刻刀で切り出したような彫りの深い音は日本のアンプにはマズ無い音でしたねぇ。
案の定日本では受けが悪かったらしくNaim Audioの製品は現在輸入されていません。

デザインも音もtokitaro好みのNaim Audio NAIT2
画像は人様のサイトからの拝借品です。m(__)m
ガレージメーカーみたいだったNaim Audioも本国では立派に成長して今は高級品を作っています。
あぁ、Naim AudioのNAP 300 power amplifier使ってみたいなぁ。

是非とも試聴してみたいNAP 300
tokitaroのメインシステムは現在片チャン死亡中なので尚更ね・・・
あかん、単なるアンプ独り言になって来た。
そんなワケで岩ちゃん、10cmフルレンジならアンプは適当に選んでくださいって事です。
コストパフォーマンスなら日本製の定価7万位の製品を選ぶのが良いと思います。
個人的には絶対買わないけどDENONのPMA-1500RIIなどです。

なんともゴージャスな見た目のPMA-1500RII
これ買って幸せに成れるかは全く保証しませんです。
DENONさんに拠ればPMA-1500RIIのセールスポイントは沢山あるそうです。
●次世代オーディオに対応するワイドレンジ再生 (へぇ~~~)
●繊細さと力強さの表現を両立させたUHCシングルプッシュプル回路搭載 (ほぉ~~)
●L.C.(Leakage Cancelling)マウント・ツイントランスを採用 (すげぇ~)
●高速・大電流に対応した大型高速整流ダイオードを採用 (これもすげぇ~)
●徹底して振動を抑える高剛性セパレーテッド・シャーシ (たまげるぅ~)
●マイコン専用電源トランスを独立搭載 (ハイテクだよぉ~)
●高音質化をさらにサポートするマイコンストップモードを採用 (これもマイコンだよぉ~)
●バイワイヤリング対応・大型メッキ・スピーカーターミナル (かっちょえぇ~)
●高性能フォノイコライザーを搭載 (ぶっちゃけキッパリ嘘)
●システムのグレードアップに対応したPRE OUT端子を装備 (便利だぁ~)
良く考えてからご購入してください。m(__)m
CDプレーヤーの事は疲れたから又こんどにします。
正直云ってどれでもイイかも?
長々と書いたけど「ときのん系」人は誰も読まんよこんなのね。
失礼致しました。m(__)m
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