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2011.08.26

1/1.7くらいな。。。

1/1.7くらいのセンサーのコンデジが個人的要求画質を満たすか知りたくて、あれこれサンプル画像を集めてみた。
個人的要求画質を満たしていれば、一眼の御供の広角担当コンパクトカメラになれる。
1/1.7くらい、各社高級コンパクトデジカメのセンサーの大きさで、大きいセンサーは良いって事で高級コンデジの証。
大きいって事になってるけど、小指の爪位の大きさ。
フォーサーズの縦横半分の面積1/4くらい。
1/2.3や1/2.5と比べると実サイズ的には縦横1mm少々しか変わらないので、実はそんなに偉そうな物でも無い。
だから別に1/1.7で無くても構わないのだけど、Raw記録出来る機種ってそんなのしか無いから。
(もっと良くしらべれば在るのかも知れないけど、、、知らん。)
コンデジのJPEGの画ってメモカメラとしてなら使えるけど、本気で撮る気には成れないでね。
JPEGの名誉のために断って置くけど、JPEGってファイルフォーマットに罪は無い。
むしろ逆でJPEGは大変良く出来た素晴らしいフォーマットで金メダル級だ。
悪いのはカメラさんの中の各社ご自慢の画像エンジンと最悪なハードウェアJPEGチップ。
現状この巨悪2回路はデジカメ本来の性能を大幅にスポイルするデチューン回路だ。
利便性を考えれば搭載して有益だけど、バイパスする術は全ての機種に付けて欲しいと願うよ。
アドビのDNGに乗っかるのが嫌だったら、それこそJPEGようにISOで汎用Rawフォーマット企画決めてくれ。
なんて願いが叶うのは限りなく期待薄いから期待しない。
そんなワケで1/1.7くらいをあれこれ試す。

今回はカメラとしての機能や使い勝手などは全部無視。
サンプルRawから画を作って、およその素性を検証する。
一応JPEGモードとも比較するけどカメラごと画像エンジンの画作りとかは検証外なんで、一般的なレビュー記事みたいにはなりません。
Rawでみると、AD変換器としてはデジカメの素性は各機種大して変わらないのが実情なんだけどね・・・
だったらやる意味あるのか???って話は無し。
半分は興味本位の遊びです。

以下JPEGモードはサンプル画像そのまま。
RawからはCamera Rawで現像した後にPhotoShopです。
Raw現像のみって事ではありません。
およそA4プリント用の画作りなんで等倍鑑賞は汚いっすよ。

Panasonic Lumix DMC-LX5

これのRawを遊びで試してみたら、予想より良かったので使えるんじゃないかと思うキッカケになったカメラ。
入手したオリジナルデータはここからDL出来ます。


JPEGモード、ピーカンだが斜め後方からの順光と条件が良いので破綻も少なく良く写ってる。
光に力がある好条件に恵まれ、メリハリあってよい。
LX5はホワイトバランスもこなれた印象。


Rawから、鮮鋭度は全く問題無い。A4プリントで300dpiをクリアーして135フィルムより鮮鋭だ。
小指の爪のセンサーからの像倍率考えると恐ろしい位だね。
ディティール出す画作りすると細かいトーンジャンプは現れてしまうが、300dpiプリント用の仕上げなんで気にしない。
ただし、雲の一部がDレンジオーバーで何にも無い。
モニターで観るより、プリンター持ってる人はプリントしてみれば判ると思います。

これには正直驚いた、Dレンジオーバーで破綻してる部分も「これ位なら露出補正でアンダーに撮ればなんとかなるのでは?」と思えちゃった。
LX5は色収差も比較的良好で条件良ければコンデジでもこんなに写るんだと実感し、同時にちょっと期待しちゃったワケ・・・だった。

Olympus XZ-1

オリジナルデータ


JPEGモード、中々条件厳しい良いサンプルである。日本のメーカーやメディアが公開するサンプルは厳しい条件の物が少なくて綺麗に写ってるサンプルばかりが氾濫してる。サンプルなんだから条件厳しいの出してくれないとサッパリ判りません。
それ以前にRawを出さないしね。メーカーが出さないのはまだしも、レビューサイトが出さないのは何故?

それは兎も角、少々ノッペリつるっと&細部モヤモヤのコンデジっぽい残念な画である。。。
XZ-1に限らず、コンデジのJPEGモードは大抵こんなもの。


Raw。シャドー部のディティールを出すとAPS-Cサイズと比べると如何してもノイジーになるが、プリント目的ならディティールを失わない程度にノイズをケアしてやれば案外問題無い。
Rawから画を作っても無いディティールを描いてるワケでは無く、元からカメラに写ってるのを出してるに過ぎない。
メーカーさんの画像エンジンはモニターでノイズを見られるのを嫌うのか?ディティールを潰してしまう傾向が各社強い。
特に気になるのは強いノイズリダクションかけてから強いシャープネスを掛けるのでディティールが潰れた上に輪郭lがオーバーシュートした画が多い事だ。
モニターで観る為の1200万画素ではあるまいし、もうチョット画作り考えたら如何でしょ?<メーカーさん。

JPEGモードで見るとヌルいと感じるレンズも悪いのは画像エンジンで実は悪く無いレンズだ。
結果としてはXZ-1も使える印象。
この後1/1.7の限界も知るのであるけど、まだまだ「お~案外イケるんじゃないのぉ~?」と思えてた。

Samsung EX1

日本で売ってない韓流1/1.7のSamsung EX1。
シュナイダーの開放F1.8なんて名前だけで心くすぐる品である。
上記二機種で淡い期待を持ったので、これがイケたら「買っちゃおうかなぁ?」等と思ったり。

オリジナルデータ


JPEGモードは抜けがイマイチでモヤっとヌルっと。
まぁ、こんな物だ。国産各社と大差無い。
鼻から期待してないので、さっさとRawに行こう。


ここに来て問題発覚である。
仕上げとしてはもう少し重心さげて落ち着かせたかったのだが、それをやると船の屋根の諧調が繋がらないのである。
屋根のトップがスッカリオーバーで真っ白。
XZ-1もビルの壁の白い部分で完全に飛んでる部分があったのだが画としては大した問題にならなかった。
今回は駄目だ。
船の白いキャビンの側面は情け程度にトーンがあるのだが天井が全く無い。
トーンを下げて画の重心を下げると天井だけが真っ白になって諧調が完全に破綻して暗く出来ない。
更にこのレンズはあまり褒められた物では無い様子で、Rawでもヌルい。
プリント時に鮮鋭度を出そうとするとシャープネスの弊害が目立って来る。
非常に調整幅が無いデーターで、この程度の条件のサンプルで、この状態だと厳しい。。。残念。
大人しくJPEGモードでメモカメラに使った方が無理ないね。
SamsungはNXシリーズが中々の物だったので期待したのだけど・・・

Canon PowerShot S95

気を取り直して、世間で評判良いCanon PowerShot S95に行く。
CanonだとG12って選択もあるが、見たところS95のレンズの方がスペック欲張って無いからか?比較的良好に感じたのと、大きさ的にS95を選んだ。

オリジナルデータ


JPEGモード、これは凄まじく厳しい素晴らしいサンプル。
これでこそ限界が判るってものだ。


Rawから。
シャドー部は汚い。ナメて汚いのを消す事は出来るけど敢えてしてない。
プリントすると此の侭の方がむしろ違和感無いのである。
人間はノイズを潰してノッペリさせると返って、その部分に違和感を感じるのだ。
等倍で見ると汚いけど・・・
それにしてもやはり小指の爪センサーの限界を思い知らされるサンプルだ。
空のハイライトは完全に消失。これを避けてアンダー露出補正で撮ったら、現状で厳しい部分が完全に潰れてしまう。
APS-Cデジカメだと、同様のシチュエーションでアンダー露出で空を飛ばさないように撮れば、真っ暗になった地上の画も起こして耐えられるのだが、1/1.7クラスは既に限界超えているシチュエーションのようだ。
APS-Cと比較して面積で1/8位だからねぇ・・・ 流石に無理って事ですね。
あ~御免なさい。

Nikon Coolpix P7000

NikonのCoolpix G12、違ったP7000。(P7100発表されたね。)

オリジナルデータ


JPEGモード、これも中々厳しいサンプルだ。
旅先のアーケードでパチリなんてありがちなシチュエーションだしね。
Rawで確認出来る大きな色収差は画像エンジンで消してる様子。
ただし、消し方がズレた色を直したと言うより、ズレて目立つ色の彩度を抜いたって感じ。
これだとエッジが鈍るし、全体的に抜けが悪くなる原因となる。
昔、EDガラスになる以前の望遠レンズで抜けが悪いの沢山在りました。
それと同じ事なんだろう。


Rawから。旅の記録としてはこんな感じ?
シャドーから起こした人物の顔がノッペラボウ。
まぁ、ぱっと見は判らないレベルには持ってこれたけど、やっぱり限界。
これを救うにはプラス補正で撮るしか無いが、それやるとアーケードが飛ぶのが確実だ。
ただ、JPEGモードだと飛んでるアーケードも、暗くて見えない露天もデータとしては結構残ってるのが判る。
けど、現状から撮影時にどちらかに振るのは、あっち立てれば此方立たずなので身動き取れない状態。
厳しい現実だ。

Ricoh GR Digital III

最後にGR DIIIに登場願う。

オリジナルデータ


JPEGモード。単焦点の為か一番素直なレンズに感じる。高性能って意味では無い。癖を感じないって意味。
気になるのは6機種見てきた中で、Samsung EX1とGR DIIIがハイライト側の粘りが無く感じる。
どの機種もDレンジはそれ程広く無いけど、Samsung EX1とGR DIIIが他と比べて唐突にすっ飛ぶように感じる。
異なる状態の撮影サンプルなので断言は出来ないけど、他のサンプルも見比べた印象ではね。


Rawから。Rawでもハイライトが唐突にすっ飛んでた。(橋の建物部分が良く判る)
P7000やS95のようにJPEGで一見すっ飛んでるように見える部分も結構残ってる物なんだけど、Samsung EX1とGR DIIIはJPEGですっ飛んでる部分はRawでもすっ飛んでた。
こういうタイプは正直使いにくい。
採用してるセンサーの違いが原因なのか???(同じだったりして・・・知らんし。)
はてさて、他の要因なのかは謎。

まとめ

1/1.7くらいのコンデジがどれくらい使えるかとアレコレ見てきた。
結果は撮影条件が悪くなければ使える印象だ。
ただし、同様の結果を得るのにフォーサーズやAPS-Cクラスと比較して非常に手間暇が掛かるし、得られる結果も同様には及ばない・・・
元のデータに余裕があるとチャッチャと済む画作りが、「あーして、こーして、あ~駄目だ。」と労多くてやってられない。
このクラスのコンデジは大人しくカメラ任せで、それで事足りる用途に使うのが幸せだ。
1/1.7くらいコンデジ本気カメラ作戦は敢無く崩壊した。。。

NEX-3買おうかな・・・ NEX-7が出ると世の中にイッパイ余りそうだし。

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2011.08.16

気になる新充電池 eneloop pro

電気屋をウロウロしてたら、知らぬ間にeneloop proなる物が発売されていた。
チラ見したところ通常のeneloopの1900mAhに対して2400mAhの大容量化をなされた製品との事。
ニッケル水素好きとしては気になったので帰ってから調べて見る事にした。
期待よりも危惧を感じて居たのだが、杞憂に終われば良いのだけど・・・


黒くて強そうな eneloop pro 見かけ通りなら良いのだけどね。。。

サンヨーのHPで調べたところnormal eneloopとのスペックの違いは以下の通り。

eneloop pro eneloop
容量 2400mAh 1900mAh
1年後の残量 75%=1800mAh 85%=1600mAh
充電可能回数 500回 1500回

スペックはスペックなので実使用ではこうは成らないが、同様の試験データの結果なので電池の特性の傾向は掴める。
放電カーブの特性が同じか不明だが、今回はそこは無視してサンヨーさんが仰る通り同様の特性でより大容量であると信じよう。

ざっと見たところスゴーク微妙なスペックである。
一度の撮影やストロボ等の使用で残量不足になって途中で電池交換を嫌な場合で、尚且つproにすれば交換不要になる場合はeneloop proは買いである。
撮影時の電池交換を無くすのが目的なのだから耐久性や自己放電特性は二の次であるからね。

では、そうで無い場合はスゴーク微妙だ・・・
自己放電がnormal85%、プロ75%の違いは一年後の残量で比べればnormal1600mAh、プロ1800mAhだから価格無視すればプロの方が良さそうに思えるかも知れないが、大は小を兼ねるって単純な話では無いのが現実。

ここで注目すべきスペックは充電可能回数だ。
充電池の使用可能回数って奴は何回充放電を行うと容量が60%になる回数。
メーカー試験でproは大体500回で容量60%=1440mAhにnormalは1500回で1140mAhの電池になったって事である。
500回って聞くと結構な回数に感じるかも知れないが、これはあくまでメーカー試験の結果であって、業界で決められたルールに従って一般的な使用状況を想定した充放電試験を行った結果である。
要するにディープ放電を繰り返した結果では無いのだ。
デジカメの場合、充電してチョコチョコっと撮って、帰宅して充電ってマメな使用方法な人はメーカー試験に近いが、一度入れたら容量不足で動かなくなるまで使って電池交換って人間はディープ放電を繰り返す事になる。(tokitaroは後者である・・・)
ディープ放電、フル充電の耐久性のスペックは公表されてないので判らないが、間違いなくヘタリは早まる。

スペックを鵜呑みにしてチョイと電卓叩いて、インチキシュミレーションをしてみる。
proは500回で960mAhヘタって、normalは1500回で760mAhヘタる。
実際にどういったカーブで容量が減って行くのか全く不明だから乱暴だけど綺麗に一回づつ容量が目減りしてくとして、proは一回の充放電で1.92mAhづつ満タン容量が減ってく計算になる。
同様の計算でnormalは一回あたり0.507mAh減ってく事に。

100回だとProは192mAh減、normal50.7mAh減って事だ。
300回だとProは576mAh減=1824mAhでnormal152mAh減=1748mAh。(うっ・・・微妙。)
400回時の容量を比べるとpro1632mAhでnormal1697mAh。(あ・・・・逆転した。)

逆転のクロスポイントは350回位。
350回なら相当使いであると思えるが、これはディープ放電には当て嵌まらない。
デジカメ動作不能まで、ラジオや音楽プレーヤー止まるまで、これらは結構なディープ放電。
normalタイプで250回程度のフル充放電で充電不能になったって実例も聞く。
eneloopはそれ以前のニッケル水素と比べて実際に使用した感じでは耐久性高くて、以前のニッケル水素では100回に満たずに死ぬのも多かった。
normal eneloopは実際に実使用で4年以上不満なく使えてる。

で、あくまで推測なんだけど、使い方によってはproは2、3年で、悪くすると1年位でnormal以下の性能に落ちちゃうんじゃないかな?って言うネガティブシンキングな話でした。(皆さんはポジティブに考えて下さい。)

この辺りの話はT丼さんが専門家なので今度店で聞いてみよ。

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2011.08.14

夏季休業のお知らせ。

15日、16日とお休みさせて頂きます。
ご迷惑をおかけ致します。
17日より平常営業致します。
またのご来店を心よりお待ちしております。

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2011.08.08

高橋彰写真展 「続・鉄道三昧」


高橋彰写真展
「続・鉄道三昧」
2011.8.8 ~ 9.3 開催

110808

今回は日独英米の鉄道写真です。
よろしくお願い致します。

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