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2006.12.05

OLYMPUS OM-4Ti

EOS630の項でカメラの哲学がどうたら等と書かせてもらったが、OLYMPUSのOM一桁シリーズは珍しい位の哲学を持ったカメラだ。道具の哲学を示すって事は「俺はこうで、こう言う訳だ」と毅然と居るわけで、「こんなのどうでしょうか?貴方色に染まります。」と言うのとは存在感が違うのは当然だ。
OM一桁の原点であるOM-1(M-1)を見ると、全ての部分に考えが行き届いていて、作り手なりの理由があるのが感じられる。こういうカメラ(道具)に出会うと、「フムフム、ほぉ~、ナルヘソ」と嬉しくなってしまう。仮にそれが自分には合わない造りでも、「うんうん、その考えもありだよなぁ」と尊重したくなるし、自分にとっても使いやすい造りだったりしたら「兄さん判ってますなぁ~」と思わずニヤケテしまい愛すべき道具の一つになるのである。
最終的に人は自分の主観でしか物事を判断出来ないのだから、「貴方に使い易いと思って造りました」より「人の事は判らんから、俺が使い易い物を造った」が正しいのだと思う。少なくとも僕は作り手がこっちの顔色伺いながら造った八方美人の道具より、作り手の考えが示された道具に惚れたい。そもそも道具に惚れるって事は、そう言う事だと思う。

Om4ti

OM-4tiはOM一桁の最終系。ダイレクト測光AEやマルチスポットなどが装備されている。OMの偉いところはカタログスペックの為の機能では無く、使う為の機能としてそれらが搭載されている事だ。例えばマルチスポットだが、同様の機能を持ったカメラにCanon T90がある。しかし、T90とOM4のそれは出来る事は同じだが異なる代物になっている。OM4のマルチスポットには切り替えスイッチは無い。何時でもスポット測光ボタンを押せばスポット測光して、複数回押せばマルチスポットとなる。対してT90はスポット測光をする時には事前にスポット測光モードにモードを切り替えて置く必要がある。どちらも同じような場所にスポット測光ボタンを装備しているのにね。「スポット測光したい時に押すボタンがスポット測光ボタンだろ」と、T90には言いたくなる時が多々ある。OMは作り手が欲しい使う機能として、T90は「お客さんがスポット測光したい時は、もちろんお応え致します。」と八方美人的発想だね。根底からして違う訳だ。

白状すれば慣れの問題もあってOMのシャッターダイヤルは形状を含めて僕には使い易い物ではない。
でも、これはこれでいいのだ。

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コメント

久々、熱い。
いや、厚い。
熱い男より、
ぶ厚い男になりたいもの。

投稿: | 2006.12.08 16:08

うんうん、ワシもそう思う。勿論、愛機はOMですよ。

投稿: えの | 2008.05.26 18:44

ああ、OMはいいよ。

投稿: あれは、いいものだ! | 2011.10.29 22:59

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